始業チャイムが鳴り終わると同時に、問答無用で教室のカギを締める教授がいた。
遅刻した学生は交通機関の遅れを除き、一切教室に入れてもらえなかった。誰がいくら懇願してもまったく聞き入れない。
教授は「社会人としての常識を分からせる」などと言っていたが、始業と同時に会社のカギを締め切って、遅刻した従業員を有無を言わさず帰らせる企業がどこにあるのか。
「君は10秒遅刻したから今日はもう仕事しなくていいぞ。欠勤扱いにするからさっさと帰れ!」なんて企業はあり得ない。そんなことしたらそれこそブラック企業だ。
教授の言いたいことも分からないでもないが、やり方がおかしい。とにかく考え方がズレていた。
また他方では、終業チャイムが鳴っても講義が終わらず喋り続けている教授もいた。
私が「次の授業の準備があるので早く終わらせてほしい」と教授に伝えると、「じゃあ君だけ特別に早く帰っていいから」と言われた。
いやいやそういうことじゃなく、教授が講義を時間通りに終わらせてくれればいいだけなのに、言葉の本質を何も分かってくれなかった。こちらもやはり考え方がズレていた。
コメントする